「最もエロいショー」性暴力被害者を支援する団体のファッションショー

 
 
おはようございます。大雨でしたね。
どうせ濡れるならと、初めてクロックスで出社しました。まあ、仕事はスリッパなので支障はないはずなのですが。
 
 
毎年春と秋に各地でファッションウィークをやりますが、私も一度は行ってみたいものです。学生時代になんとかチケットをゲットできないかと、数少ない一般抽選に応募してみたりしました。結局行けたことはなかったので、「ファッション通信」というBSのファッション番組で欲求を抑えていたのが懐かしいです。今じゃyoutubeという強い味方もありますね。
 
 

 
 

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今年の春のファッションウィークでは、The Survivors Trust が開催したファッションショーが注目を浴びたそうです。「最も挑発的」と題した「guilty clothes(有罪の服)」というショーです。
 
 

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会場にはウェルカムムービーとして「未だかつてない程に最もエロティックなショー」など奇抜なコピーが流れていたようです。こんなん書かれていたら、「一体どんな奇抜なファッションショーなんだろう」と期待してもおかしくなかったでしょう。
 
 
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実際にモデルさんが着ていたのは、グレーのスエットに紺のダウン、黒いパンツ姿でした。youtubeでその時のお客さんの反応が見れますが、想像と大きくはずれた「普段着」のファッションショーにとても動揺しているようでした。youtubeのリンクは最後に載せておくので、良かったら是非。
 
 
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全てのモデルさんが登場し終わると、ムービーに入ります。
 
 
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タイトルにも書きましたが、このショーは性暴力と向き合おうとする団体が開催したものです。
「毎年85,000人が性的暴力をうけている。うち15%が事件を警察に通報し、94%が事件後にストレス障害(PTSD)を経験し、13%が自殺を試みている。」と訴えています。
 
 

学生時代に住んでいた地域は、所謂不審者が横行すると言われていた場所でした。大学では時々「不審者目撃情報があった」と注意を呼びかける小さな紙が、食堂に貼られていたり。だいたい年に1枚2枚くらいだっと思います。仮に年1枚貼られていたとすると、警察に通報する女学生が1年で1人いたことになります。上記のパーセンテージを信頼するなら、一年で6〜7人が事件に巻き込まれていることになり、うち1人が自殺願望を抱いたことになります。
 
 
私の体感では、6〜7人はむしろ少ないかもしれない。まあ、もちろん私の友達みたいに「ピンポンダッシュ」感覚で接触されたものも含めて。
 
 

私は、正直これを題材にすることに抵抗があります。そんなに声をあげて言いたくないのが素直な感想です。できれば存在を知らないフリをしていたいし、何より悲観的になりたいわけじゃない。
 
 
でも多分、今まで見てきたファッションショーで一番衝撃的なものでした。だからあくまで、「ファッションが好きな私」としてファッションショーを紹介する意味で書けたらいいなと思います。

Guilty clothes
 
 

ショーの内容

 
 
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「その日は遅くまで仕事をしていました。」
 
 
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「…そうそれは、予想外でしょうけど、全く妖艶な格好ではなかったと思います。」
 
 
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「長い時間がかかりました。誰かにその事を伝えることができなかった。噂になるかもしれないって。」
「きっと責められるんだろうと思った。『通報しないで何もしなかったのはあなたのせいなんだよ』って。」
 
 
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「誰が有罪ですか?服ですか?女性ですか?」
 
 

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最後に「被害者を責めないでください」という言葉でショーが終わると、観客はスタンディングオーベーション。類を見ないメッセージ性の強いショーになりました。
冒頭であれだけ挑戦的なメッセージを示しておきながら、蓋を開けると全く妖艶なショーではない。でも決して釣りではなく、むしろこの服を着た女性を妖艶に感じたからこそ被害にあっているわけだから。じゃあ今まで「エロティック」だと認識していたものはなんだったんだろう。
 
 
今まで共通認識としてあったはずの言葉の捉え方が、実際とずれているんだよと教えてくれるショーでした。
「妖艶」という言葉にふさわしいビジュアルが、全て虚像だったのかもしれない。私たちが勝手に作り上げてしまった極端な例だったのかもしれない。しかもこのショーを通して、こうゆう認識の差異が「妖艶」という言葉だけの話でないと教えてくれるようでした。
 
 

「妖艶」という言葉に話を戻すと、この言葉のど真ん中をさしているのは、実は「女性である」というだけなのかもしれない。露出が多いとか挑発的なものに傾く必要が、そもそもないのかもしれない。もちろんわざわざ「妖艶」という言葉を使いたい時は、きっと言葉の本質を加味した場合ではないと思いますが。
 
 

妖艶と上品

 
 

最近思っていたことなのですが、「妖艶(sexy)」の対極にあるものは「品の良さ(Luxury)」かもしれないということです。でも「品の良い人はセクシーじゃない」とか「セクシーな人は決まって下品」とかそうゆうことじゃないんです。
私が言いたいのは「セクシーを強調しすぎない方法は品を持たせること」とか「少しだらしない方がセクシーに見える」ということです。
 
 

昔テレビでGACKTが「黒人女性がポテトを食べた後、その指についた塩を舐める姿がセクシーだった。」と話していました。ちょっと無防備な姿だったのか、舌が見えたのかもしれないし、詳しいことはわかりませんが。
日本人でも指を舐める人がいないわけではないけど、なんとなく「はしたない・だらしない」感じがします。一緒に付いているナプキンで手を拭いているほうがよっぽどお上品な感じがします。
 
 

じゃあ、品の良さとはなんだろう。
上品な人に共通する「10の特徴」
 
 
上品な女性とはどんなものかをテーマにした記事がありました。
・きちんと敬語が使いこなせる
・常に身だしなみを整えている
・さりげない気遣いができる
など10項目をあげていました。まあ、自分が上品な人間かどうかは置いといて。この項目に共通する認識は「細部まで気行き届いているか」ではないでしょうか。要は付け入る隙がない状態です。
 
 
そう考えると、妖艶と対極にありそうなものを感じるんです。

 
 

まとめ

 
 

話が逸れましたね。ファッションショーに戻しましょう。
これは服を武器として犯罪に対抗したものと捉えて間違いないでしょう。パブロ・ピカソが「ゲルニカ」という絵を使って戦争に対抗したよに、強いメッセージ性と攻撃性を感じます。
このような犯罪が、決して服に影響されたものではないこと。ましてや女性自身の人間性が影響したものでないことを訴えています。服を発表する場で「服は無関係だ」と主張するのは、なんともおかしな話ですね。「服を見たい」と集まった人々だからこそ、これまで服にフェードを当てすぎていたことを改めたでしょう。
 
 

 
 

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