好きな色で性格診断できるの?色彩心理と嗜好色

 
 
おはようございます。私の愛するスルメイカは、本当に小顔妨害効果が絶大です。毎日顎がたくましくなります。今日、成人式の写真を見たらトンデモナイ顔の大きさをしていて悲しくなりました。あの時すこぶるスルメ食べて鍛え抜かれた顎してたしなあ。
 
 

赤が好きな人は情熱的?

 
 
さて、本屋さんに行くと「心理学がなんとか」って本がたくさん並んでいます。心理学ブームだそうですね。「アドラー心理学」が火種らしいですが。この心理学ブームってなんですかね。
 
 
心理学の専門である渋谷昌三さんの言葉を借りると

「今日に社会状況の不安定さ、先行き不透明な生活への焦燥感、生きにくく感じている人々の心の裏返しからくる心理学ブームではないか」

だそうです。
 
 
このブームにのっかてか何なのか、「好きな色でわかるあなたの性格」みたいな項もネットに出回っていますね。
 
 
例えばこんな感じ。
 
 
「色別のイメージ」

赤が好きな人…情熱的・リーダー格・目立ちたがり屋
青が好きな人…冷静・保守的・控えめ
黄が好きな人…表情豊か・社交性・子供っぽい
緑が好きな人…堅実・優しい・優柔不断
紫が好きな人…高貴・神秘的・性的
ピンクが好きな人…愛情・ロマンチスト・傷つきやすい

このあたりの色のイメージはなんとなく認知されてるんじゃないかな?

でも私は、性格診断には向いてないのではと思っているんです。
 
 

性格診断に不向きなワケ:嗜好色の大半は「赤」「青」「緑」

 
 
好きな色と題していますが、専門的には「嗜好色」と呼ばれていたりするそうです。

「嗜好色」は世界中の人たちが潜在的に好む色のことです。ドイツの心理学者であるハンス・アイゼンクは世界各地で行われた調査結果を分析し、万人に共通する普遍的な嗜好色について語っています。これによると、嗜好色として選ばれる順番は
 
 

「青→赤→緑→金→橙→黄」

だそうです。
これは人種・性別を越えた結果なんだそうですよ。
 
 
また日本人を対象とした調査も載せておきます。どうやら日本人はピンクが際立っていますがやはり「赤」「青」「緑」に集中していることがわかります。

色の好みの変化を知る!色の嗜好調査(2014)

 

これと先ほどの性格診断と照らし合わせると、世界中の人々は主に「3種類の人間しかいない」ということになってしまいます。
 
 

性格診断に不向きなワケ:「好きな色」は「すきなもの」からくる時もある

 
 
また「好きな色」は「好きなもの」から想像されることもあります。
バナナが好きだから黄色が好き、ポルシェが好きだから赤が好き。桜が好きだからピンクが好きとか。

色は単体で想像するよりも「もの」で考えることがあります。
そうなると本当に性格診断として成り立つのか疑問に思えてくるんです。
 
 

性格診断に不向きなワケ:好きな色はなりたい自分の理想像

 
 
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いよいよ「好きな色から想像する性格」という捉え方が不思議に思えてきました。
だけど逆に「なりたい性格に合わせた色」をつくる手法はされています。色から性格を想像するのではなくて、性格から色を想像する手法です。

 
 
「なりたいに合わせた色」を決める戦略として「コーポレートカラー」という言葉が存在するんです。
会社にはそれぞれ「コーポレートカラー」があると思います。
HONDAは赤だし、マクドナルドは黄色です。以下、主な企業のコーポレートカラーです。

※中には知財権が心配なものもあって、見にくいけど全部ロゴタイプで載せておきます。

 

アートボード 1.jpg

決して「今のうちの会社はこんなイメージだから赤っぽいよなあ」ではないでしょう。「これからうちの会社はこうありたい!」という願望から色を決めているわけです。
 
 
これは企業の話ですが、超個人的な話でも使えると思うんです。
「これから私はこんな人になりたい!」で好きな色を決めるという方法。
 
 

潜在的に感じている色のイメージ

 
 
こうなりたい!と思ったイメージに合わせて色を決定する。そのために参考になるのが先程の「色別のイメージ」です。
色のイメージは、取って付けたような漠然とした分類ではなくて、人が潜在的に感じているイメージなんだそうですよ。
 
 
山脇惠子著書「色彩心理のすべてがわかる本」では、色彩心理を大昔に遡って説明していました。一部抜粋。

文明が発展するずっと前、赤と言えば血の色で、生死に直面する場面でした。時に攻撃的になり、あるいは自分を奮い立たせて逃げていたでしょう。そして緑は森林であり、動物の住処である場面も多かったでしょう。青は空ですが、開けた場所に出てきて周囲を見渡せる場面でしょう。そのような経験が体に根付いているのではないでしょうか。

 
 
だそうです。
色彩心理は化学的に証明されていないという話もあり、統計学的にはある程度核心をつく結果もありますが、この文章が私は一番しっくりくる話でした。
 
 

ただの心理テストで終わらせない。「好きな色」は自身をプロデュースする手段

 
 
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好きな色で性格診断して、終わりじゃもったいないと思うんです。好きな色は自分で操作しちゃえばいいんじゃないかな。
 
 
ちなみに私はホントは「赤」が好きですが、自分のカラーは「水色」と「山吹色」を目指しています。

自分が何色が好きかも面白いですが、自分をどうプロデュースしたいかも考えてみると楽しいですよ。
 
 
 
 

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