ヴァンジ庭園美術館行ってきた

 

 

おはようございます。今日は珍しく体調が崩れぎみです。元気にいきます。

 

 

SNS連携を始めました。多分このページの下の方にくっ付いてるFBやTwitterのアイコンのことです。ちょっとずつ、それっぽくなってきました。次は関連記事のアイコンが真四角になってるところを変えたいですね。「photoshop VIP」のサイドバーみたいにしたいなあ。上手くできないなあ。

 

 

こうしてぼちぼちとブログっぽくなってきたブログですが、
思ってることを発信するのって、凄く怖いです。共感されるぶんには舞い上がるくらい嬉しいけれど、「間違ったこと言ってないかな」とか「反論もあるだろうな」と。いやあ、私は保守的な方がずっと楽だなあ。でも書いとかないと私、頭の整理ができないんです。今後もよろしくお願いします。

 

 

美術館に行って来ました

 

 

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さて、以前から行きたいと思っていたヴァンジ彫刻庭園美術館に行って来ました。
その館内で開催されていた企画展「樹々の隙間 映像・写真展」が目的で行ったのですが、常設展である「ヴァンジ彫刻作品」も一緒に見て来ました。

 

 

長泉……とおっっっっっっっっっっっ!!!
もうあんなん他県ですよ。(ごめんなさい) なんだかんだ2時間以上かかり、しかも行きは下道を通ったので休憩抜かしても3時間はかかりました。もう東京行けちゃう。

 

ヴァンジ彫刻庭園美術館ホームページ

ヴァンジ彫刻庭園美術館

 

 

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ヴァンジ彫刻庭園美術館サイトより

 

 

そんなこんなで15:00頃ようやく美術館に到着し、まずジュリアーノ・ヴァンジの作品をみてきました。作品は1965年から2009年までのものだそうです。

 

 

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美術館サイトより

 

 

私事ですが、最近「暗幕のゲルニカ」という長編小説を読んでいる真っ最中で、とてもタイムリーなテイストでした。暗幕のゲルニカは、キュビズムの創造主である「パブロ・ピカソ」を登場させた一部フィクションの小説です。2016年直木賞候補、2017年本屋大賞ノミネートだとかなんとか。平置きになってる本を、タイトルだけで購入した次第です。

このジュリアーノ・ヴァンジもそんなピカソ以降の芸術の革命時代に影響を受けた一人なのかと感じました。

 

 

ヴァンジが生まれた時代

 

 

Photo credit: Jose Luis Mieza Photography via Visualhunt.com / CC BY-NC-SA

 

 

ピカソが「アビニヨンの娘たち」を1907年に発表し波乱を巻き起こし、ようやくキュビズムを確立させたのが1930年前後。それ以前の彫刻といえば、ミロのヴィーナスのように理想美を表すものだったように思います。

 

 

以降ルネサンス、バロック、ロココと時代が降りても、彫刻は理想的な美しさを求めるものだったかな。19世紀を代表とする彫刻家「オギュースト・ロダン(考える人など)」の作品も、感情表現に使ったアウトプットは筋肉隆々のおじ様ばっかりですよね。

 

 

それが20世紀に入り、フォーヴィスム(デフォルメ絵画)やキュビズム(複数視点対象で描く)、パリで活躍していた著名人などに影響を受けて(反発したグループ?)生まれたエコール・ド・パリ(パリ派)、シュールレアリスム(非現実、ダリのぐにゃぐにゃな時計など)。
キリがないくらいの多方面な思想が生まれ、絵画や彫刻がガラリと変わってきたようです。

 

 

そんな時代の中、お隣フランスで生まれたジュリアーノ・ヴァンジが、ルネサンスの伝統からずっと引きずった自国(ルネサンスが終わり、印象派が生まれたフランス)を一度は飛び出し、独自の彫刻を探求したと考えると、パリの革命時代に少なからず影響を受けたのではないかと感じます。

 

 

まあ飛び出した先はブラジルだし、パリに関連した記述は全然ないんですけど。フランス芸術の「そうじゃない感」は抱いてたんじゃないかな。パリ万博は本当に後世に影響を与えていたそうですし。

(追記:ピカソはパリにいたこともあるが元々はスペイン人で、ゲルニカもパリ万博開催時にスペイン館にて御披露目されたみたい。解釈が間違っていたみたい。でもこの時代にアートが変貌したと言ってもいいんじゃないかな、20170319)

 

 

ヴァンジの彫刻はとってもヘンテコ!

 

 

そう考えてみると、この一見ヘンテコでカッコ悪い彫刻も、なんだか見方が変わってきます。
作品は、クロッキーや絵画も数点ありましたが、殆どが彫刻作品を展示していました。

内容は木彫・石彫・ブロンズ彫刻・石膏着彩など様々で、どれも挑戦的な作品ばかり。
木彫に至っては、頰のあたりに小さいストーンをはめ込んでキラキラさせていました。命名「デコ彫刻」です笑。この人の発想がかわいい。石膏作品にはビビットな着彩がされており、どこか可愛らしい。

 

 

作品の多くは負の感情を表現したものなのですが、見てるぶんには、あまりマイナスな感情にされることもなく不思議な作品でした。怖いっちゃ怖いんだけど。

 

映像・写真展の方

 

 

さて、実はこっちが本命です。

 

 

アートディレクター&振付家の管沼伊万里さんが中心となって作成されたコンテンポラリーダンスの映像写真の企画展です。幼い頃からモダンダンスを習い、後に舞台演出を学んだそうです。そして写真はSaiさん。この写真が見たかった。

フォトグラファーサイト

 

 

およそ2年に及ぶプロジェクトだったそうですが、最初の撮影時は雨だったそうですよ。
それを感じさせない撮り方というか、優しい色調はとても素敵でした。このヴァンジ庭園の美しさとダンサーのコミカルな動きが淡い写真とマッチして、もう日本じゃないみたい。

 

 

コンテンポラリー(現代の、モダン)と呼ばれるジャンルは、学生時代踊っていた先輩がいたし近年ちらほら目につくようになってきたのでとても魅力を感じていました。定義が難しいんですが、バレエやフラメンコ、ジャズなど既存のジャンルに属さないものだそうです。もっと難しい言い方になってしまいましたね…。恋ダンスもコンテンポラリーに近いのかな。

 

 

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ヴァンジ彫刻庭園美術館サイトより

 

映像では、そのダンスと合わせ曲も聴くことができました。
澄んだ歌声に合わせて、バイオリンやチェンバロ、アコーディオンにピアノなどを活用し作曲されていました。どこかモーツァルトなんかの古典音楽を思わせる曲でしたが、これが現代風なテイストを含み再現されたような印象を受けて、とても魅力的。

 

 

チェンバロとピアノが共存する時代なんて、厳密に言ったらあるのかないのか。楽器のチョイスからも、現代アレンジを思わせる素敵なものですね。

 

 

新たなモダニズム

 

 


Photo credit: andia.manuel via Visualhunt.com / CC BY-NC-SA

 

 

外国のような庭園と、ハイカラな日本人ダンサーと、古典風な音楽。日本の天候らしくない青びた写真に、澄んだ色彩美の映像。18世紀のロココ文化を思わせるテイストが、こうも現代に合致するのかと驚きでした。
アートが作り出した融合ですね。とっても素敵です。

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