ロイ・リキテンスタイン

こんにちは。
同じ会社の先輩デザイナーが
先輩ではなく上司だったことに今更気付いた今日でした。
本人も役職付いてると知らなかったみたいです、
そんな人って…いる?

 

近年こそ、デザイナーは「お客様のご要望にお応え云々…」なんて唱うようになりましたが、

少し前のデザイナーは、まるでアーティストのそれのような制作姿勢でした。

それがまかり通る時代、と言いますか、自分を曲げない格好いい生き様だったんですね。

 

ロイ・リキテンスタインの、AMスクリーンのドット印刷を拡大したかのような
リトグラフアートは、ポップアートの代表作品とも言えるでしょう。
私もこの「鏡の中の少女」がリキタンスタインを初めて知った、きっかけの1枚でした。

 

今回はロイ・リキテンスタインに焦点をあて、
彼の作品の魅力やどんな人物だったのかを、私なりの考察もはさみつつ
お話ししていこうと思います。

 

リキテンスタインの作品は殆どが複製品です。
「え?パクって有名になったの?」と始めは感じていました。

 

ロイが活躍した時代、60年代のアメリカは、公民権運動が勃発し、
デモや反乱、反戦講義などが盛んに行われ、政治的な目線では不安定だったそうです。
反対にカルチャー目線では大きく発展し、音楽では「ロック黄金時代」などと呼ばれ、
ファッションではツイッギーが一世を風靡し、
ミニスカートやヒッピースタイルが広まるなど、かなり盛り上がった時代といえるでしょう。

 

そこにロイやアンディ・ウォーホール等によるポップアート時代が注目されてきたみたいですね。

 

リキテンスタインは、そんな目まぐるしく変わっていく世の中に
疑問を抱いたと言われています。これまで当たり前にあった工業製品が
「さも目新しいもののように改良」され、見栄えをよくしてディスプレイされている、
新聞や広告で「着飾って」いる製品達に違和感を感じたのだと言います。
これは現代にも言えることですが、質の良く高価な商品と相反して、
回転の速い(消耗が早い)商品を大量に売り出すマーケットが存在しています。
私は実際に60年代を経験していないのですが、この時代は顕著にその差があったかもしれません。

 

「ボールを持つ少女」や「ゴルフボール」はその頃のリキテンスタインの作品で、「着飾った広告」にもの申したかったのかな。
でも、そうではない、という文面を見つけました。

 

リキテンスタインの作品をまとめた著書「ROY LICHTENSTEIN :著者 Janis Hendrickson」の言葉を借りると、

 

「リキテンスタインは、これらの絵で消費文化を批判しているわけではない。
ただ、そのあり様を示しているだけなのだが、するとそれ自体がパロディになるのである」

 

とあります。何とも文字にすると回りくどい印象ですが、彼はド直球でこの疑問を表現しています。
なにせ「もろぱくり」で問いかけているのですから。

 

それにしても、堂々とそんな作品が発表できるなんて、
とても肝が据わってないとできない芸当ですよ。
そこに私は羨ましさやかっこよさを感じていたりします。
私にはそんな根性はないかもしれない...。

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