プロジェクションマッピング

おはようございます。
年明けに公演される舞台し使用する動画の作成を受け、面白い内容にとてもワクワクしています。
宇宙をテーマにしたイメージと数カ所で行うマッピング。
いやあ、宇宙は難しい…。

プロジェクションマッピングと言うと、個人的には苦い思い出しかないのですが、今回ご依頼頂いた案件は、成功に導きたいと意気込んで作成しました。
だけどやっぱり、私は自分のことを過大評価している部分があるようで、
全然イメージ通りにいかずに、ああでもない、こうでもないと奮闘する毎日。
実際できて今エンコードしていても、役者さんや演出家さんを落胆させてしまわないかとヒヤヒヤしています。

今回の為に、ついにプラグインを購入しちゃいました。
flashback社のelement3dと、Trapcode社のPaticular
お小遣いはすっからかんです 笑
会社で出してくれたらいいのに…。
プラグインは世界が変わりますね。今まで高くて手が出せなかったけど、ついに、という感じ。

プラグインを入れた経緯としては、やはりテーマが「宇宙」というところでした。
「宇宙」と言ってもイメージとしては、キングダムハーツのワールドマップのようなものです。
個性的な惑星達と宇宙空間。
element3dを使う前までは、主にfusion360を使って惑星を作っていました。
(Aftereffctsだけ、何故かパッケージ版時代のCS5.5を使っていてcinema4Dなかったんですよね。そっち買えよ、という話なんですけど 笑)
Autodesk社という安心できるところが出しているフリーソフトというだけあって、使い勝手もよくいい感じでつくっていたのですが、
最後の仕上げでなかなか上手くいかなかったんです。マテリアルも、基本標準のものを使わなければいけないし(カスタムしても結局aftereffectsとの相互性がとれない)
ライティングもあんまり美しく出来ないからどうしようかなあ、と。(私の実力不足も相まって…)
なにより、重い。編集がAftereffectsでする手段がない(だからCCにしろよって話ですが。)

あれこれ悩んだ結果、どうせならプラグイン買っちゃえということで導入しました。
fusion360で作成した惑星を.objに書き出してelement3Dで仕上げをする。
ついでに宇宙空間のビジュアルも作っちゃう。
いやあ、凄く綺麗です。重いけど。
Element3Dもっと使いこなせるようになりたいですね。もっと面白いモーションが作れそう。

宇宙を飛び回るイメージではPaticular大活躍しています。
これまでの標準装備のパーティクルエフェクトの、痒いところに手が届くプラグインで、
私としては万々歳です。
高い買い物だったけど、買ってよかったです。
次はOptical Flaresが欲しいな。またお小遣い貯めなきゃ。

さて、話は変わって、舞台について少し書きますね。
知り合いが、1月に公演するお芝居の舞台で、映像を使いたいということでお声がけしてもらったのがきっかけでした。
ついでにマッピングもしてみませんか?と提案したところ、快く受けてくれて、マッピングと普通の映像投影をさせて頂きます。
携わるどころか、お芝居を見るのも恐らく私史上初めて。
そんな舞台の裏側を見て、スタッフとして参加させて頂いて、毎回とても刺激的な稽古風景です。

まずは脚本。
宇宙をテーマにファンタジーの色が強い世界観ですが、あんまり典型ファンタジーのように遠い存在に見えないんですよね。
それは、ガチガチに決めた世界観の設定より、個々の人間性の方が表に見えてきている書き方をしているからで、
どちらかというとコメディを観ている感覚になります。
舞台がとても人間じみているんです。
それぞれのキャラに対し、共感できる。これが世界観が先行して、とても遠い世界で起こっている出来事だと思わせてしまうと、途端に共感まで行き着かなくなってしまうでしょう。

この「人間じみている」というのは、恐らく私が他の舞台を見たことがないから感じる部分なのかもしれません。
聞いた話では、もっと人間の負の心境とか克服劇とかを大テーマとしている舞台もあるそうです。
だからこの「人間じみている」というのは、舞台が本来持っている特徴なのでしょうか。
でもそれを全面に押し出さず、あくまで「宇宙」という世界観を大きなテーマとしていることで、より人間じみている感覚が抜きん出て印象付けているのかもしれません。
そこもまた、面白いところです。

そして役者さん。
話し方や立ち居振る舞いも、スイッチが入ると一気に人が変わる瞬間は、何度見ても刺激的です。
ある小説で、「ある事件により心を閉ざし、まともに会話もできない程、精神が崩壊したボロボロの女性に、次々と男性達が魅了される。」というストーリーでは、「男性達は精神が崩壊した女性とは別人だと思ってた。実はそもそも精神が崩壊したように演じていた」という内容がありました。

また同人ですがうみねこのストーリーの中で、「この世界には魔女がいる、魔女は突然目の前に現れる」という内容がありましたが、

その真相は、ある登場人物が突然声色を変えて、まるで乗り移ったように魔女を演じたことで読者を騙していた、話の冒頭は、魔女信者の視点から描かれていた、というオチがありました。

私が小説家なら、こんな感じで、「人が変わった」というよりは「別の誰かが突然あわられた」と書いた方が適切か、というぐらいの衝撃です。
役作りって、面白いですね。これは裏側を知らないと感じられない一面ですね。

最後にスタッフさんの存在。
私がデザイナーという職業柄か、表舞台よりも裏方にとても魅力を感じています。
照明さんや音響さんは、舞台にはその存在を消している。役者さんが音や光を操っているように見せかけて、
実はこちらで役者を操っている(言い過ぎ?)ようでとても魅力的です。
マジックの手の内を観ている、と言えばいいのでしょうか。
ミステリーの冒頭を読んでいるだけより、トリックを想像し、種明かしをさせる時が一番ワクワクする。
そのトリックを、自分達で構築していくのがとても面白いです。
別にミステリーのように、最後に種明かしをされる部分ではないんですけどね。

さて、公演まであと1ヶ月あまりです。
私も頑張っていきたいです。

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