「ピンクはグレーと相性がいい」と言っておく

昼休みは大抵、作ってきたお弁当を食べることが多いのですが、
自分で作ったお弁当って、いつも食べてると飽きるんですよね。
それで時々食堂に行ったり、外食をしてみたり。

食堂でやっていたお昼の番組(ヒルナンデスかな?)で、
ショップ店員らしきお姉さんが「ピンクとグレーはとっても相性がいい組み合わせなんですよ」
と、自慢げに自分のファッションセンスと接客経験からくる知識を披露していました。

いやいや、確かに間違ったことは言っていないし、ピンクとグレーはとても相性がいいんですけどね。
なんだか洗脳させるような言い方だなあと思いました。
後に書きますが、ピンクって、意外と組み合わせるのに難しい色だと、私は感じています。
ピンク=可愛い ってイメージがついちゃってるし、、
そんな一見難しそうなピンクの使い方を、「ピンクとグレー」をリンクさせることでピンクの商品を買いやすくさせてる。
「ああ、グレーの服と合わせればいいんだ。グレーの服ならもってるぞ」って思わせて。
そんな店員さんの裏が見えるようで、ああ、ズルイ言い方だけど上手い接客だなあと
この番組のシーンはとても印象に残りました。

先に言っておくと、私はショップ店員の経験はないし、自分のファッションセンスを武器にして仕事をしているわけではありません。
ですが、色彩知識ならそれなりに身につけたつもりです。(分かり易く、検定1級なんてのも取得したりして)

そこから申し上げると、「ピンクとグレーは相性がいい」という言い方は、
正確には「ピンクはグレーと相性ががいい、としか言いようがない」と言った方がいいのではないでしょうか。
どちらも同じ意味のようですが、全然違います。
何故なら、「グレー」ってのは元々「どんな色でも合う」色だからです。
赤なら「濃いめのグレー」と、黄色なら「薄いグレー」と。
グレーって、万能なんですよ。

ピンクって、赤に白色の絵具を混ぜると出来るんですが、
じゃあオレンジと白を混ぜると「ピーチピンク」
紫と白を混ぜると「パープルピンク」
「ピーチピンク」と「パープルピンク」を並べたら違いが分かるけど、単体で見せられたら単に「ピンク」と認識してしまいがちです。
いやいやそんなことないとないでしょ、流石にわかるよ、と思われるかもしれません。
でもじゃあ「朱色と白を混ぜたときのピンク」と「赤と白を混ぜたピンク」の違いがわかるか、と言われたらどうでしょう。
私だって、見分ける練習に時間をかけました。

万人がピンクと認識している範囲って、実は広い。だから万能「グレー」を登場させる。
誰でも失敗しないカラーを提示して、ピンクの商品を身近に感じさせる。
だから「ピンクはグレーと相性がいい」と言っておくんですね。
そうやって断定するような言い方って、専門家が口を出したくなるような違和感満載でも、
万人が救われる言い方ではあるから。

改めて、色を見るって面白いなあと思います。
先程の「ピーチピンク」と相性がいい色遣いと、「パープルピンク」と相性がいい色遣いを考えて、
それを比較すると、色が全然違うんです。イメージも変わってくる。
そうすると途端にピンク一つにこだわりが持てるようになります。(ピンクに限らず)

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